「新しいスキルを身につけて、もっと良い条件で働きたい」——そう考えたとき、大きな支えになるのが経済産業省の「リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業」です。対象講座の受講料の最大70%(上限56万円)が戻ってくる、いま注目の国の制度です。この記事では、制度のしくみをやさしく解説したうえで、1次〜6次公募までに採択された全198事業者を五十音順の一覧にまとめました。
あなたの選ぼうとしているAIスクールの運営企業が、リスキリング支援事業に採択されているかどうかを、すぐに確認することができます。ぜひ、ご活用ください。
リスキリング支援事業とは?——3つの特徴
正式名称は「リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業」。ひとことで言うと、働きながら新しいスキルを学び、成長分野への転職までを国がまとめて応援してくれる制度です。ただ講座代を補助するだけでなく、専門のキャリアコンサルタントが相談から転職まで伴走(ばんそう)して支えてくれるのが大きな特徴です。
① キャリア相談(無料)——まず専門家に、自分の強みや今後の方向性を相談できます。
② リスキリング講座——AI・データ分析・プログラミング・Webなど、需要の高い分野を学べます。受講料の一部が補助されます。
③ 転職支援——学んだスキルを活かせる仕事への転職まで、同じ窓口がサポートしてくれます。
この「相談 → 学ぶ → 転職」までを、採択された民間の支援会社(=このあと紹介する事業者)がワンストップで担当します。今まさに企業などで働いている在職者の方が主な対象です。
いくら戻る?——補助のしくみ
補助は「学んだあと」と「転職して続けたあと」の2段階で受け取るしくみです。ここが一般的な割引や他の給付金と違うところです。
| タイミング | 戻る割合(目安) |
|---|---|
| 講座を受講・修了したとき | 受講料の最大50%(上限25万円) |
| その後リスキリングを活かして転職し、1年間継続して勤務したとき | さらに最大20%を追加(合計で最大70%・上限56万円) |
つまり「学ぶだけ」でも半額が戻り、「学んで転職し、続けた」場合はさらに手厚くなる成果連動型です。たとえば40万円の講座なら、修了時に約20万円、転職・継続で最大28万円まで戻る計算になります。
「教育訓練給付制度」との違い
似た制度に、厚生労働省の教育訓練給付制度(ハローワークで申請するもの)があります。どちらも受講料が戻る点は同じですが、大きな違いは転職支援まで一体になっているかどうかです。
- 教育訓練給付(厚労省)——雇用保険に入っている個人が、自分で講座を選んで申請。転職は必須ではありません。
- リスキリング支援事業(経産省・本記事)——採択された支援会社の窓口を通じて、相談・講座・転職支援をセットで利用。転職を目指す在職者が対象です。
2つの制度は同じ講座で重ねて使えないことがあります。「じっくり学びたいだけ」なら教育訓練給付、「学んで転職まで踏み込みたい」ならリスキリング支援事業、と目的で選ぶのがおすすめです。まずは気になる事業者の無料相談で、自分がどちらに向いているかを聞いてみるのが確実です。
採択事業者とは(一覧の見方・3つの注意点)
この事業では、講座と支援を提供する「事業者」が公募で審査・採択されます。下の表は、1次〜6次公募までに採択された全198事業者を代表事業者名の五十音順に並べ、公式サイトへのリンクとあわせてまとめたものです。気になるスクールの運営会社が採択されているかを調べる際にもお使いください。
- 「採択」の列は、その事業者が何次公募で採択されたかを表します。複数回採択されている会社もあります。
- 事業者として採択されている=すべての講座が給付対象、ではありません。実際にどの講座が対象かは、各社の公式サイトや無料相談で必ず確認してください。
- リンクは各社の公式サイト(コーポレートサイト等)です。制度の最新情報・申込条件は、公式サイトおよび経済産業省の案内でご確認ください。
採択事業者一覧(五十音順・全198社)
日本語表記の社名(あ〜わ)を先に、アルファベット表記の社名(A〜Z)を後ろにまとめています。社名の「株式会社」「合同会社」などは並び順の判定から除いて、あいうえお順に配列しています。
まずは「給付金が使えるか」を知ってから
採択事業者の講座は数多くありますが、大切なのは「自分がその給付を使えるか」「その講座が本当に自分に必要か」を先に確かめることです。給付制度の仕組みや、自分が対象かどうかの確認方法は、当サイトのAIの学び方診断(無料・2分)とあわせてチェックしてみてください。給付金を使う本格的な学びが向いているか、まずは無料で始めるのが向いているかを、目的と予算から診断します。
※本記事の採択事業者一覧は、経済産業省が公表した「リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業 採択事業者一覧(1〜6次公募)」をもとに作成しています。社名・URLは公表資料および執筆時点の情報に基づくもので、その後の社名変更・移転・リンク切れ等により実際と異なる場合があります。最新かつ正確な情報は各社公式サイト・経済産業省の公式案内でご確認ください。
